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番町句会(11/13) [俳句]

4か月ぶりの番町句会。締切前に亥の子餅(=季題である)をいただく。
きょうのお題は「時雨」。
亥の子餅.jpeg

(選句用紙から)

朝のカフェ十一月の香りして

いろいろな鑑賞ができるが、通りに面した窓際の席とか、あるいは外に設けられた席と考えると面白いかもしれない。コーヒーの香りとかエスプレッソマシンの音自体は一年中そこにあるのだとしても、それをとりまく町の音や人の姿、空気の冷たさは日々違っているのですね。十一月のよく晴れた朝、冷たい風と明るい光のなかでコーヒーや紅茶をいただく気分が全部合わさったものが「十一月の香り」なのだろう。

酉の市熊手買ふ店替へてみる

すこし哀しく、詩情あふれる一句。酉の市には縁起ものの熊手を売る露店が連なっている。作者は毎年その神社に詣でて、酉の市の同じ露店で熊手を買っていたのだろう。今年も酉の市へやってきて、さていつもの店で買おうと足を向けかけたのだけど、しかし、ことし一年あまりよいことがなかったのであろう、ふと、違う露店で買ってみようかと思い直したというのである。買う店を替えたところで、それがどうという話でもないことは自分でもわかっているのだけど、でもそんなちょっとした気分に、酉の市の雑踏と、年末をすぐ後に控えた一年間の思いというようなものが凝縮されていて、でもベタベタしていない。

(句帳から)

帳簿やらコピーやらあり風邪薬
亥の子餅楕円形して同じ向き
村外れまで追つてくる時雨かな
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