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番町句会(12/11) [俳句]

(選句用紙から)

一刷毛の雲を浮べて冬の空

「一刷毛の」といったら秋の雲のように思うのだけど、それがきょうは冬の空にすっと浮かんでいた。空一面の雲とか、塊となってむくむく盛り上がる雲ではなく、すこしかすれた刷毛でさっと描いたような薄雲が、冬の青い空をちょっとしたスピードで動いていく。

餅搗や一臼の他任せたる

季題「餅搗」で冬(12月)。一人で餅をつく人はいないので、親戚かご近所か、いずれにせよ大人数で餅搗をするのだけど、その餅搗の、最初の一臼(餅搗き機でなく、臼と杵で搗いているということですね)だけ加わって、あとはみなさんに「お任せ」したというので、作者はそれなりに年かさの、その場のリーダー格なのだろう。「いや最近腰がどうも…」などというセリフが聞こえてきそう。

(句帳から)

湯豆腐や甚だ頼りなき会話
平野まで迷ひ出でたる冬の雲
短日やばたんと閉まる改札機
里山の地肌の見ゆる冬木立
楮蒸しながら限界集落と
紙漉いて差し込んでくる朝日かな
→紙漉に差し込んでくる朝日かな


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