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2018・第5回びわ100参加の記録③感想・分析編 [ウォーキング]

(②当日編から続く)

〔全体総括〕
・2度目の挑戦で完歩できたことに、ほっとする。去年の第4回大会を53km(第2CP)でリタイアして以来、ずっともやもやしていた気分がすっきりした。80km(第4CP)以降は意識がぼんやりして、体力の限界に近かったような気がするが、そんな大げさなものではなく、単に眠かっただけかもしれない。

・完歩できた理由の第一は、大会サポーター(スタッフ)の皆さんの熱心かつ強力なご支援だと思う。チェックポイントやエイドステーションでの出場者への対応は、すばらしいものだった。オレンジ色のウインドブレーカーは、特に夜間には存在自体が励ましになった。大会運営の特色については後記。
理由の第二として、天候に恵まれたこと。具体的には、①2日間ともよく晴れ、雨がほとんど降らなかったために歩きやすく、かつ荷物が減らせたこと ②20日の強風が、当初予想の北西の風ではなく、北北西ないし北の風であったため、若干の追風効果があったこと ③21日朝の冷え込みがきつかったとはいえ、歩行に支障を生じるほどではなかったこと の3点。

・これに対して、後半の各地点での休憩が長すぎたことは、今回最大の失敗だった。長すぎる休憩は、それ自体がロスタイムになると同時に、体が冷えて歩行再開後のペースが上がらない原因ともなるわけで、もう少し上手にペース配分すれば(つまり、もう少しゆっくり歩く代わりに休憩時間を切りつめれば)22時間を切るのはむろんのこと、21時間を切ることも可能だったのではないかと思われる。歩き方についても後記。

〔大会運営について〕

・びわ100以外の100キロウォークに参加したことがないので比較することはできないが、この大会は、その理念において、すばらしい面があると思う。
具体的には、
(1) 一人でも多くの完歩者を出すために、制限時間を30時間と大幅に遅くしていること(これは運営上、非常に負担が大きいところ、あえてそうしていると思われ、その理念は大いに称賛されるべきと思う)。また、競技色を排除するために、チェックポイントの開設時間を遅くしていること。
事実、今大会でも午後2時台(28時間台)と午後3時台(29時間台)にゴールされた方が212人もいて、その数は一般の部の完歩者556人の38%にも達している(全体データはこの記事の末尾に示す)。まる1日以上、30時間近くも歩き続けたこれらの方こそが、びわ100の主役なのだと思う。タイムを縮めたいとか何時間を切りたいとかいう当方の思惑は、そうした主役や運営者の邪魔にならない範囲で、静かに検討すべきことだと思っている。

(2) チェックポイントやエイドステーションごとに工夫をこらした歓迎ぶりで出場者を休ませ、また元気づけていること。今年は5か所のチェックポイントごとに小さな缶バッジをくださり、全部揃うと「ありがとう」になるというおしゃれな趣向も。寒い中で前記オレンジ色のウインドブレーカーを着て励ましてくださったサポーターのみなさんもまた、びわ100の主役なのだと思う。

IMG_3303.jpg

・遠方からの参加者として、しいて希望することがあるとすれば、次の2点。
(1) 各コースのスタート時間を、なるべく繰り上げてほしい
 遠来者は長浜に前泊せざるを得ない。従って、極論すればスタートが午前7時でも8時でもかまわない…というよりも、せっかく滋賀県まで来たからには、明るいあいだに少しでも琵琶湖の景色を楽しみたいので、夜明けと同時にスタートが理想。
(2) 中間地点での荷物取り出しを復活させてほしい(または、途中地点への補給物資送りを行ってほしい)
 これをやるためには、運営者は預り荷物をスタート地点→中間地点→ゴール地点と順次運ばなければならず、大変なのはよくわかるので、あまり強く求めるものではないが、家族や友人から沿道で補給や支援を受けることができない遠来者としては、やはり中間地点で荷物を入れ替えることができればありがたい。入れ替えるのが難しければ、せめて、荷物とは別に、中間地点に送るためだけの小さな袋か箱を受け付けて、最低限の補給物を送れるようにすれば、一応の目的は達せられる。聞くところによると、ウルトラマラソンでは自分の補給物(ドリンクとか)を途中のエイドステーションに送っておくことができるそうなので、これと同じことが実現すればうれしい。

〔歩き方の課題と今後のトレーニング〕

・ペースを乱した原因のひとつは、第2CPと第3CPの間が17kmしかないのに計時開始に4時間差があることだ。これを上手にクリアするためには、第2CPまではあえて遅い時間に通過して、午前0時ちょうどぐらいに第3CPに着くようなペースを考えなければいけないことになる。
 計算上、70km地点(第3CP)に午前0時(スタートから14時間後)に到達するためには、1kmあたり12分のペースでコンスタントに歩き続ければよいことになる。チェックポイントやエイドステーションでのタイムロスを加味して、それより少し早いペースが必要であるにしても、少なくとも、今回の序盤のような1kmあたり10分台とか9分台のペースは、無意味に速すぎたということになる。

・もっとも、前半のペースを抑え目にしたからといって、後半の体力が温存できる保証はないわけで、ひょっとすると時間の経過とともに同じように疲れてしまうのではないかも思う。もしそうなら、今回同様、最初のうちに無理してでも距離を稼いでおくのが正解ということになるのだが。これは、実際に何度も100kmを歩いて実験してみるしかないので、次回は最初から1kmあたり11分30秒ぐらいで(コンスタントに)全行程を歩き、CPやエイドでの休憩は5分以内にとどめることに挑戦してみようと思う。

〔装備について〕

まだ軽量化の余地があると思われる。

・行動食を持ちすぎだった。各種とりまぜ8回分を持参して、5キロおきに補給するつもりだったが、結局7回分しか使わなかった。チェックポイントやエイドステーションでいただいたバナナやおにぎり、チョコレート、お煎餅などで足りてしまったため。本当に足りなければタイムロスを承知でコンビニで買うこともできるので、次回はせいぜい4回分にしようと思う。
また、行動食の内容も、甘いものに偏っていたことが反省点。塩気のある煎餅とかみたらし団子などを交互に摂るような設計にすべきだった。甘いものにしても、ほぼ糖質100%のものと、脂肪や蛋白質を多く含むものと、どう組み合わせるかは今後の研究課題。この点を考えようとすると、生化学の教科書をきちんと読まなければならないが…

・夜の寒さ対策も改善する必要がありそう。具体的には、
(1)どのくらいの寒さを想定すべきか
(2)どのような装備で対応すべきか
の2点。
まず、寒さの想定については、事前の検討で、10月21日の早朝に彦根の最低気温が10度を割り込んだことは過去11年間で1回しかなかったので、あまり深く考えずにレインウェアを防寒着がわりに使ったのだが、実際に歩いてみると、もっと寒かった。何度ぐらいまで下がったのだろう…と調べてみると、15.3度までしか下がっていない。おかしいな…と思い、大津と長浜のデータを参照すると、大津は9.5度、長浜は7.8度まで下がっている(↓気象庁データから藪柑子作図)。同じ県内でも、これほど大きな差があるのですね。このあたり、地元の事情に詳しくない遠来者は入念な情報収集が必要と痛感。ということで、最低気温が10度未満となることを念頭においた対策が必要という結論。

20181020-21 気温推移.png

 その際、レインウェアのシャカシャカ&ぼってり感は、保温力がさほどない上、長い距離を歩くには向かない感じがする。かつ、レインウェアは重い。背負っても着ても重い。大雨ならともかく、防寒着がわりに使うのであれば、もっと軽いレインウェアを持参すべきだった。

・給水について、ハイドレーションを1.1リットル飲みきった時点でコンビニに立寄って補充する予定だったが、あまりの寒さに、冷たい飲物を買い求めて補充する気が起きなかった。それなら、昼間なら冷たいもの、夜間なら暖かいものを、その都度ペットボトルで買って持ち歩いた方がよいのだろうか。これも次回に向けた研究課題。ペットボトルの開閉が煩わしく感じられるので、飲み口のついたソフトフラスクを使うことも有効かもしれない。

・靴の選択はうまくいったようで、靴ずれもマメもできずに済んだ。出発前にワセリンを塗ったが、その後はノーケアで、かつソックスの交換がうまくいかなかっただけに、これは大助かり。しかし、そういう靴ほど早くすり減ってしまうような気がする。

〔主催者から発表されたデータ〕
びわ100コース(一般の部)
 登録者数 821
 出場者数 782
 完歩者数 556 (出場者数に対して71%、登録者数に対して67%)
       ↓
 完歩者556人のゴール時間帯別内訳
  午前7時まで(=21時間以内) 33
  午前8時まで(=22時間以内) 36
  午前9時まで(=23時間以内) 38
  午前10時まで(=24時間以内)51
  午前11時まで(=25時間以内)49
  正午まで  (=26時間以内)48
  午後1時まで(=27時間以内)47
  午後2時まで(=28時間以内)46
  午後3時まで(=29時間以内)86
  午後4時まで(=30時間以内)122

アスリートコース(健脚の部)
 登録者数 76
 出場者数 70
 完歩者数 62 (出場者数に対して88%、登録者数に対して81%)
       ↓
 完歩者62人のゴール時間帯別内訳
  午前7時まで(=18時間以内) 10
  午前8時まで(=19時間以内) 11
  午前9時まで(=20時間以内)  8
  午前10時まで(=21時間以内) 8
  午前11時まで(=22時間以内) 9
  正午まで  (=23時間以内) 4
  午後1時まで(=24時間以内) 6
  午後2時まで(=25時間以内) 3 
  午後3時まで(=26時間以内) 1
  午後4時まで(=27時間以内) 2

〔スポーツウォッチのデータ〕
 歩数 10月20日93,325歩 21日55,249歩
 心拍数 20日 最高値147/最低値64
     21日 最高値130/最低値43

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