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番町句会(11/9) [俳句]

先月は欠席してしまったので、2か月ぶりの参加。
きょうのお題は「時雨」。先月琵琶湖を歩いたばかりだけに、これは大助かり。

20181109.jpg

(選句用紙から)

時雨より一足先に客の着く

季題「時雨」で冬。秋に降る時雨は「秋時雨」。
午後から夕方にかけて時雨れることが多い地方で、「客」を迎える仕事、たとえば旅館を営んでいるのだろうか。きょうの宿泊客が到着するまで降らないといいが…と案じていたところ、事情を知ってか知らずかお客さんがやってきて、それを追いかけるように時雨がやってきた。

小畑の隅まで菊の占めてをる

季題「菊」で秋。どのような場所なのか、小さな畑の隅のほうまで、菊が植えられていて、それが花をつけている。「隅まで」としたことで、菊がそれほど背の高い菊ではなく、小菊であることがわかる。また、その畑が小さな畑であることから、たとえば山間部の段々畑のようなところの一区画なんかが想像され、そんな場所に、ていねいに人の手が入った小さな畑があり、そこで植えられているのが菊である、ということに興趣を感じる。

湖南より伊賀はほどなし時雨れつゝ

北から南へ、雲と時雨がセットになって(当たり前だが)流れていくのでしょう。琵琶湖の湖面を渡り、湖南まで来た時雨は、その先の山のほうへ流れていく。そこまでの場所に雨を降らせた風は、そこから先では乾いた風になってしまうのだけど、伊賀もまた、時雨の季節を迎えることであるよ、という句。「ほどなし」が、自分の旅程のようでもあり、風の行き先のようでもあるところに詩情が感じられる。

(句帳から)

クレーンの吊荷に冬の雨そそぐ
ゴール地点根深汁などふるまはれ
冬の森から赤やピンクの山ガール

  
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