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第122回深夜句会(7/12) [俳句]

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(選句用紙から)

集落へ下りる側道凌霄花

季題「凌霄花」で夏。
「側道」があるぐらいだから、まっすぐな幹線道路、たとえばスーパー農道とか国道みたいな高規格の道路が、地形と無関係にまっすぐ通っている。この高規格道路と「側道の凌霄花」との対比がこの句の眼目。その幹線道路から昔の道に、側道で下りていくのだけど、その側道の脇(の建物か何か)に、のうぜんの花がからまるように咲いている。いまどきの風景が具体的に伝わるところがよい。道路用地にかからずに残っている農家なんかが想像される。


はるかより降り来る雨や夏木立

「はるかより」は、夏空のはるかな高みから、と読むのが普通なのだろうけど、はるか遠いところ(遠隔地)から順々に、とも読め、そこがこの句の面白さでもある。詠み手はうっそうと繁った夏木立の中にいるのか外にいるのか。空の高いところが見えるか見えないか、ということなら夏木立の外にいて、夏木立に降り注ぐ雨を見ているということになるのだけど。

(句帳から)

遠雷の聞こえはじめてゐる牛舎
聞き疲れ話し疲れて夕焼かな

   
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